こむら返りと、閉塞性動脈硬化症の見つけ方 [閉塞性動脈硬化症の症状]
■ 腓(こむら)返りと、閉塞性動脈硬化症の見つけ方
こむら返りの起したことはあるでしょうか?
「こむらがえり?」
”足がつる”と言い換えたほうが分かりやすいかもしれませんね。
日常生活でごく頻繁に起こる、足のふくらはぎの部分の筋肉がけいれんを起す症状です。
小学生だったころ、プールの授業中に足がつった同級生がいました。
「何が釣れた?」とからかわれていつことを思い出します。
たいていの人は、一度くらい経験したことがあるかと思います。
原因はさまざまなんですが、頻繁におこって長期間続くようならば、病気が原因という可能性があります。そして、もっとも危険だと思われるのが、閉塞性動脈硬化症です。
では、こうむらがえりはどうしておこるのでしょうか?
つった瞬間を超音波でとらえた実験があります。それによれば筋肉が細かく震えていりことがわかりました。筋電計の波形では、本人が力を入れていないにも関わらず、筋肉の一部分だけが収縮を続けてます。つまり、「足がつる」というのは「本人の意思に反して筋肉の一部だけが異常に収縮している状態」なのです。
このような筋肉の異常収縮は、どうして起きるのでしょう。
足がつるケースで多いとされるのが、運動や冷え、それと脱水状態です。
人間の足は、ふくらはぎの筋肉が縮むとアキレス腱が伸びる構造で動かしてます。筋肉が縮むときには、アキレス腱にある腱紡錘(けんぼうすい)という器官が働きます。これは、腱の伸びすぎを防ぐための器官です。
ところが、冷え・運動・脱水は、この腱紡錘の働きを弱めてしまいます。この時、何かのきっかけで縮んだ筋肉が異常に収縮を続けてしまうのが「足がつる」状態なのです。
寝ているときに足がつることがありますね。冷えにも脱水にも、もちろん運動も関係さなそうなのでつる意味が分かりません。実は睡眠中というのは、ふくらはぎの筋肉は少し収縮した状態になっていることが多いのです。しかも寝ているリラックスしていることから腱紡錘の働きは低下しています。こういうことが重なって、睡眠中は意外と足がつりやすいのです。
さて、閉塞性動脈硬化症でも、こむら返りを起すことがよくあります。足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まって血流が悪くなっているので、腱紡錘の働きが常に低下している状態になっているのです。深刻なると足の切断に至るので、できるだけ早い段階でみつけたいところです。
実は、閉塞性動脈硬化症をカンタンに見分ける方法があります。
できれば、誰かに抑えてもらうと効率的です。次の手順で、確かめてください。
・こむら返りの見分け方
1 壁に掛けて足を上に挙げる。(両足を支えてもらってもOK)
2 30秒~1分間、足首をグルグルと動かす。
3 両足の色を確認。
もしも片方の足だけが白くなっているようなら、閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。
早めに、病院で診断を受けたほうがいいでしょう。
病気情報こむら返りの起したことはあるでしょうか?
「こむらがえり?」
”足がつる”と言い換えたほうが分かりやすいかもしれませんね。
日常生活でごく頻繁に起こる、足のふくらはぎの部分の筋肉がけいれんを起す症状です。
小学生だったころ、プールの授業中に足がつった同級生がいました。
「何が釣れた?」とからかわれていつことを思い出します。
たいていの人は、一度くらい経験したことがあるかと思います。
原因はさまざまなんですが、頻繁におこって長期間続くようならば、病気が原因という可能性があります。そして、もっとも危険だと思われるのが、閉塞性動脈硬化症です。
では、こうむらがえりはどうしておこるのでしょうか?
つった瞬間を超音波でとらえた実験があります。それによれば筋肉が細かく震えていりことがわかりました。筋電計の波形では、本人が力を入れていないにも関わらず、筋肉の一部分だけが収縮を続けてます。つまり、「足がつる」というのは「本人の意思に反して筋肉の一部だけが異常に収縮している状態」なのです。
このような筋肉の異常収縮は、どうして起きるのでしょう。
足がつるケースで多いとされるのが、運動や冷え、それと脱水状態です。
人間の足は、ふくらはぎの筋肉が縮むとアキレス腱が伸びる構造で動かしてます。筋肉が縮むときには、アキレス腱にある腱紡錘(けんぼうすい)という器官が働きます。これは、腱の伸びすぎを防ぐための器官です。
ところが、冷え・運動・脱水は、この腱紡錘の働きを弱めてしまいます。この時、何かのきっかけで縮んだ筋肉が異常に収縮を続けてしまうのが「足がつる」状態なのです。
寝ているときに足がつることがありますね。冷えにも脱水にも、もちろん運動も関係さなそうなのでつる意味が分かりません。実は睡眠中というのは、ふくらはぎの筋肉は少し収縮した状態になっていることが多いのです。しかも寝ているリラックスしていることから腱紡錘の働きは低下しています。こういうことが重なって、睡眠中は意外と足がつりやすいのです。
さて、閉塞性動脈硬化症でも、こむら返りを起すことがよくあります。足の太い血管が動脈硬化を起こして詰まって血流が悪くなっているので、腱紡錘の働きが常に低下している状態になっているのです。深刻なると足の切断に至るので、できるだけ早い段階でみつけたいところです。
実は、閉塞性動脈硬化症をカンタンに見分ける方法があります。
できれば、誰かに抑えてもらうと効率的です。次の手順で、確かめてください。
・こむら返りの見分け方
1 壁に掛けて足を上に挙げる。(両足を支えてもらってもOK)
2 30秒~1分間、足首をグルグルと動かす。
3 両足の色を確認。
もしも片方の足だけが白くなっているようなら、閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。
早めに、病院で診断を受けたほうがいいでしょう。
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